「南風原花織」は南風原町で独自に発展した明治時代より伝わる織物で、2017年1月に国より伝統工芸品として指定されました。糸を複雑にからみ合わせて模様を立体的に浮かび上がらせる技法で、「十字花織」「喜屋武六枚」など10種類を超える豊富な織り方があり、職人たちが修業を重ねて伝統を受け継いできました。
また色彩が豊かなのも南風原花織の特徴です。さまざまな色合いの糸を組み合わせて華やかな反物に仕上げます。糸を染める染料には植物原料である沖縄産の琉球藍・福木・テカチなど豊富な種類があります。南風原町では「琉球かすり」と「南風原花織」の両方を組み合わせた高度な技法による織物もつくられています。
メーカー: 南風工房